Garnet-ガーネット-
Garnet
-ガーネット-
ガーネットという名前はラテン語の「種子・種のような」を意味する言葉が由来だといわれています。その名の通り生命力・情熱・実りを象徴する、歴史上最も古い宝石のひとつで、魔よけのお守りとして大切にされていました。古代ギリシャやローマでは、「血」を連想させるその色あいから、怪我を防ぐ護符として兵士達が身に着けていたそうです。
ガーネットは別名「勝利の石」「実りの象徴」とされ、忍耐力と精神力を養い、困難や障害に負けず、前向きに乗り越えられるよう力を貸してくれます。
目標に向かい、コツコツと積み上げてきた努力の成果を実らせて、成功へや勝利へと導いてくれるといわれているガーネット。
受験や就職など、目標のために努力し頑張っている人のサポート、困難や大きな課題を前にしても、持ち主に忍耐力を与えて前向きに乗り越えるようサポートしてくれる石ともいわれています。叶えたい夢や願望を見失ってしまいそうな時もお勧めです。
この石が象徴する「実り」は愛情面においても効果を発揮すると言われています。古来より友愛や絆の証としてガーネットを贈ったと伝えられており、結婚18周年の記念石として「変わらない愛・一途な愛・貞節」という意味を込めてガーネットを贈るそうです。
赤という色は情熱や刺激を表しています。目標に向かって頑張る気持ちや、初めてのときめき、強く願った想いなどを呼び起こさせ、持つ人に幸運と達成を与えてくれるでしょう。
ガーネットに惹かれる人は、もっと強くありたいという願いを秘めているようです。前向きな石なので、自分自身を奮い立たせて、目的を達成したり、新しい事にチャレンジしたいときのお守りとして身に着けるのも◎
1月誕生石
産地
インド、ケニヤ、マダガスカル、マリ、モザンビーク、ナミビア、ナイジェリア、ロシア、スリランカ、タンザニア
色
赤色 暗赤色 帯紫赤色など
種類
ガーネットと言うとほとんどの人が小さな濃紅色をイメージしますが、実際にはガーネットはバラエティ豊かで、多くの種類があり、商品名や歴史上の名前も含めると、現在知られているだけで38のガーネットの名前があり、ロードライトガーネット、シャンパンガーネット、カラーチェンジガーネット、デマントイドガーネット、ヘソナイトガーネット、マライアガーネットなど様々な種類があります。
Rhodorite Garne
-ロードライトガーネット-
「ロードライト」という名は、ギリシャ語の「ロードン」と「リトス」が合わさったもので、直訳すると「バラの石」という意味になります。この名前は、アメリカのノースカロライナ州で見つかったシャクナゲの花を思わせる色をしたガーネットのために、19世紀後半に初めて使われました。 きわだった美しさを見せるロードライトは、アルマンディンとパイロープガーネットが混じりあい、自然にできあがったものです。
ロードライトにはピンクからラベンダーまでの色合いがあり、もっとも価値があるとされるのはラズベリー色です。ロードライトは沖積鉱床で、水で削られた小石の形で発見されることが多いのですが、時には変成岩の母岩から直接掘り出されることもあります。見事なロードライトが採掘されているのは、スリランカ、ジンバブエ、そしてタンザニアのカンガラ鉱山で1987年に発見された比較的新しい鉱床からです。その後、きらびやかなラズベリー色のロードライトがタンザニアのルブマ、ムトラワ、リンディなどの地方でも見つかっています。硬く、耐久性があり、品質向上処理の必要もなく、汚れを取りやすいロードライトは、ジュエリーに理想的です。その明るく透明な輝きから、ロードライトは可愛らしい形にカットされることもあります。
石の意味はガーネットと同様です。
Color Change Garnet
-カラーチェンジガーネット-
カラーチェンジガーネットは本来のガーネットの意味に加え、色を変えることから環境が変わるときに大きな力を発揮してくれるといわれています。
どんな場所に行ったとしても、持ち主に良い影響を与えるよう周囲のエネルギーと共鳴させサポートしてくれます。
カラーチェンジ・ガーネットは、宝石の中でも非常に珍しく。マライア・ガーネットの変種で、実際にはパイロープ・ガーネットとスペサルティンの混じったものです。
アレキサンドライトよりも入手しにくく、常に在庫があるわけではないため、あればかならず買い手がつく宝石のひとつです。
1970年代初めから報告されていますが、非常に少人数の宝石学者やコレクターが興味を示しただけで、数や色が限られているために美しいというよりも変わっているという反応が多かったのですが、1987年、ロシア産のアレキサンドライトに似たカラーチェンジ・ガーネットが、タンザニアのウンバ峡谷で発見されてから、カラーチェンジ・ガーネットは宝石コレクターからもジュエリー通からも引く手あまたの状態です。
歴史的に見ると、カラーチェンジの宝石が好まれるようになったのは、19世紀にアレキサンドライトが発見されてからのことでした。マダガスカル産のものは一般的に、日光の下では緑(青っぽい緑も含む)、ロウソクの火の下ではラズベリー色(濃い赤紫)になります。タンザニア産のものは一般的に、日光の下ではカーキ色、オリーブ色、ライム色で、ロウソクの火の下ではオレンジ色、深紅色、赤に変わります。カラーチェンジ・ガーネットの色の種類は、他にも存在します。日光の下では緑からベージュ、茶、グレー、青(サファイアよりもブルー・スピネルに近い色合い)まで、白熱光の下では赤から紫、ピンクなどの色になるのです。色の変化ははっきりとしており、最高品質のアレキサンドライトの色の変化に匹敵します。そのため、カラーチェンジ・ガーネットはアレキサンドライトとよく間違えられます。
1990年代後半に発見されたマダガスカル産のカラーチェンジ・ガーネットは、マダガスカル南部のベキリーで採掘されています。タンザニア産のカラーチェンジ・ガーネットは、現在主にロヴマ地方のトゥンドゥールで採掘されています。アメリカやロシア、トルコ、スリランカ(ごく少量ですが)の一部でも、カラーチェンジ・ガーネットが見つかっています。
カラーチェンジ・ガーネットは、大きな物が見つかることはほとんどありません。ある専門家によると、カッティング済みで最も大きなカラーチェンジ・ガーネットは9.5カラットだそうです。カラーチェンジ・ガーネットの劇的な色の変化はバナジウム(アレキサンドライトの場合はクロミウム)を多く含んでいるためで、物によってはクロミウムがかかわっている場合もあります。マンガンなど、色のもととなる他の物質の存在も、カラーチェンジ・ガーネットの色の変化に微妙な影響を与えています。 白熱灯にあてるときれいな赤色に変色します。
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