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作品紹介とアイヌの神謡と愛芽のコラム
創作の日々のことちょっと不思議なお話などnote各マガジンに綴っています。

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Ametyst-アメシスト-


Ametyst

-アメシスト-


2月の誕生石。和名「紫水晶」と呼ばれる通り、水晶の仲間で、美しい紫色のアメシスト。宝飾品としては、色が均一で濃いものほど価値が高いと位置づけられていますが、最近では色の淡いアメジストにも人気が高まり、ラベンダーアメジストやピンクアメジストという名前でも販売されています。紫という色は高貴で神聖なものとして、古来より特別視されてきました。日本でも、聖徳太子が定めた冠位十二階の中で、最も高い位を表す色は紫だと伝えられていて、宗教的・霊的権威の高い色として、キリスト教の司教や位の高い僧侶、皇族などが好んで身につけたそうです。


紫色は「情熱」を象徴する赤と「冷静」を象徴する青を混ぜる事によって作られます。アメジストは心に平穏をもたらし、安らぎと癒しをもたらしてくれると言われています。

感情をコントロールするのが上手になり、落ち着きを取り戻すことによって、本来の能力や魅力が引き出されます。「愛の守護石」と呼ばれるように、恋に酔って溺れてしまわないよう、冷静を保ち、正しい判断で人を見抜き、真実の愛を見極められるようサポートしてくれます。愛の守護とは自分自身に向けた愛の守護石という意味が主に強いのではないかと個人的には解釈します。それはインスピレーションを強力に高めるとともに、直観力を高めるパワーがあるともいわれているからです。

自分自身が愛で満たされると、優しさが生まれ冷静な判断と共に、自然と周囲にも優しさや愛を与えることができ、家族や恋人との愛情面が良い方向へ育まれるのだと思います。


アメジストに惹かれる人は、物質的なものより、精神的満足を求めている傾向があり、それはアメシストから受け取る穏やかな愛が、自身の心を穏やかにし、自分の中にある愛を蘇らせ、周りの人にも穏やかに接する手助けとなります。




伝説、言い伝え


有名なギリシャ神話では、アメジストは美少女の化身とされ、酒に酔ったお酒の神バッカスが、今から最初に出会った人を猛獣(ピューマ)に襲わせようとしていた時、ちょうどそこに通りかかったのが、月の女神の女官『アメジスト』だったのです。


バッカスが獣をけしかけ、今にもアメジストが襲われるという時、この惨事に気づいた月の女神がアメジストを一瞬に純白の水晶に変えました。


その後、酔いから覚めたバッカスは自分の罪を反省し、水晶にぶどう酒を注ぎました。

たちまち水晶は透き通った紫色に変わり、美しい紫色の宝石『アメジスト』になったといわれています。


語源となったギリシャ語の『amethystos』は"酒に酔わない"という意味をもち、古代ローマではアメジストから作られた杯でお酒を楽しむことで、お酒からだけではなく人生の悪酔いから自身を守ってくれるという言い伝えが残っています。

現在でも実際に『アメジストを持っていると二日酔いしない』という人がいるともいわれています。


またキリスト教では『司教の石』と崇められ、宗教儀式の際に用いられ、すべての人々はこの石を指輪として身につけていたと伝えられていて



産地

ブラジル、ケニヤ、マダガスカル、ウルグアイ、ザンビア


(濃淡)紫、褐色、灰色がかったものもあります。

和名で『紫水晶』というとおり、濃淡の紫色または赤紫色で、色の濃さが各部で違うといったような色ムラが多いのが特徴。


水晶の色変種の中では最高位と評価されています。

紫色が深く、一様に見えるほど高品質とされています。


宝石品質のアメジストでは、ひびを目立たなくするために合成樹脂の注入が行われることがあります。

Bi color Ametyst

-バイカラーアメシスト-


バイカラーアメシストは、アメシストの気高いラベンダー色と、白色水晶の氷のような白が、美しく融合した宝石で、形成の途中で環境の変化が起きたためにできたもの。

色の元となる物質(鉄分)は、結晶の中に入る時期によって異なる色の層を作り出します。この性質を意図的に利用してカットされるのがバイカラーアメシストで、異なる色のコントラストの良し悪しによって価値が決まってきます。

ふたつの色になるように宝石をカットするのは職人にとって難しく、きれいにカットするのが非常に困難であると言われるだけに、出来栄えの良いバイカラーの宝石は実に美しいものです。




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