10月の宝石-トルマリン、オパール、ローズクオーツ-


10月の誕生石で有名なのはオパール、トルマリン。最近はローズクオーツも10月の誕生石に仲間入りしておりますので、この3つの宝石をご紹介したいと思います。


Oparl-オパール-


●原産地

オーストラリア、メキシコ、ブラジル、アメリカ、チェコ、南アフリカ(共)

●色

無色(ウォーター)、白色(ホワイト)、黄色~オレンジ~赤色(ファイア)、緑色、青色、青灰色~黒色(ブラック)


オパールは水中で微小な珪酸球が沈殿し、岩石の隙間などに密に蓄積して形成される石です。水晶等と同じく、珪素をメインにする鉱物ですが、その成り立ちから、水分が多く、硬度も非常に柔らかい石です。珪酸球の並びが規則的なものは、見る角度によって変化しながら虹色に輝く遊色効果を持ちます。そういったタイプのオパールをプレシャスオパールと呼びます。きらめかないタイプのものはコモンオパールと呼んで区別します。オパールの語源はサンスクリット語で宝石を意味する『Upala』や、ギリシャ語で目を意味する『Opthlmus』など数説あり、和名の蛋白石はきらめかないオパールがゆで卵の白身の質感に似ていた事から名づけられました


●繊細な石から生まれた迷信

10月の誕生石に見られるドラマチックな遊色効果は、多くの作家によって花火、銀河、火山などになぞらえられてきました。 ベドウィンにも、オパールは稲光を蓄えていて嵐のときに空から落ちてくるという興味深い伝承があり、 古代ギリシャでは、オパールは予言と病気からの保護を授けると考えられていました。 ヨーロッパでは長い間、オパールを純潔、希望、真実の象徴としていました。 何百年も昔、オパールはカラーストーンのすべての美徳と力をまとめていると信じられていました。

しかしオパールには、ネガティブな迷信も広まりました。これらはジェムカッターが始めたものと言われていて、カッティングやセッティングのときのオパールの欠けやすさにイライラして、 宝石細工職人は通常、石のあらゆるダメージに責任があったため、オパールは運が悪いという噂を広げたとか。 サー・ウォルター・スコットの小説『Anne of Geierstein』から来る誤解もこの宝石が呪われているという迷信が広まるのを後押しし、小説ではオパールを身につけたレディ・ハーマイニーが、彼女の魔法を解いた呪文を破ってしまうという役割をします。


●人生の楽しさを教える石

オパールは数ある石の中でも非常に明るいエネルギ―を持つ、幸運の石です。

オパールの持つ独特の光は自由なエネルギーを象徴します。創造性を高め、内面の隠れた才能を引き出す力に優れる為、アーティストなどクリエイティブなことをしている方には特にオススメの石です。オパールは人生の暗闇に希望をもたらすような明るさに満ちた石であり、憂鬱を払い、何事にも囚われない柔軟さや人に左右されない自分自身の核を作ることを助けてくれる石でもあります。また、オパールは今ある人生をより楽しむ為に必要な心の持ちかたを教えてくれる教師のような役割を果たす石でもあります。固定概念を外し視野を広げる事で、新しい価値観を呼び込む為の助けとなります。

かつてオパールは不幸の石と呼ばれた時代もあったようですが、オパールほど幸せなエネルギーを持つ石は多くないと言われています。



Tourmaline-トルマリン-


●原産地

ブラジル、アメリカ(カリフォルニア州、メーン州)、ケニア、タンザニア、ジンヴァブェ、マダガスカル、モザンビーク等

●色

無色、黒色、緑色、青色、水色、赤色、ピンク色、紫色、黄色、橙色


トルマリンは、様々な成分元素が混ざり合い、複雑な組成をした珪酸塩鉱物を総称する、5分類13種類からなるグループ名で、1つの鉱物としては最多のカラーバリエーションを持つ石です。含まれる成分によって、分類されます。 特に、含まれる不純物によって多彩な色合いを見せるのが、エルバイトに分類されるトルマリンです。もっとも産出量が多いとされるブラジルのミナス・ジェライス州のトルマリンは、色彩が豊かなことで知られており、希少とされている無色のトルマリンは、アメリカンのカリフォルニア州から産出され、ロシアのウラル地方では、赤や紫、青などの高品質なトルマリンが採れるそう。



●静電気を帯びる電気石

和名を『電気石』と呼ぶように、その両端にプラスとマイナスの電極をもち、加熱することにより静電気を帯びます。古くからさまざまな民族の間で、神聖な儀式にはもちろん病気の治療にも用いられてきました。この電気的な性質を発見したのは、アムステルダムの宝石商人といわれていて、日なたに置いてあったトルマリンが埃を引きつけているのを見て宝石商人たちは、その石をタバコの灰を吸い取るのに使用したと伝えられています。 埃を引きつけていたのは、この石が和名で『電気石』と呼ばれるほどの静電気です。

また、トルマリンに多く含有されたナトリウム、マグネシウム、アルミニウムは、金属をイオン化する特性が強いため、マイナスイオンが発生するといわれています。また、キャッツアイ効果をみせるものや、パーティーカラー変種がみられることがあります。 パーティーカラーには、2色の『バイカラー』と3色の『トリカラー』があり、結晶を輪切りにした場合も多色性をみせます。



古代のシャーマン(呪術師)は、霊性を研ぎ澄ませ、多くのメッセージを受け取るために、好んでこの石を身につけていたといわれています。 また、ネイティブアメリカンは大自然の強力なエネルギーをもたらす石として崇め、大切な儀式の際には『聖なるひらめきを与える石』として用いたと伝えられています。



●ストレスを和らげる石

トルマリンの両端はプラスとマイナスを帯電し、摩擦することでマイナスイオンを発生させるといわれています。このマイナスイオンには、水や空気を浄化し、心身のストレスやイライラをやわらげてくれる効果があるといわれます。心身を浄化し、精神との調和をはかり、安定させ、ストレスから持ち主を守ってくれるでしょう。また、集中力や理解力を高めてくれるパワーも持ちます。トルマリンは、現在5分類13種類に分けられており、その色と性質によってパワーもそれぞれ違ってきますが、どの種類のトルマリンにも共通して、身体に有害な電磁波を防ぐという効果がありますので、携帯電話やパソコンなどをひんぱんに使っている方にお勧めのパワーストーンです。



Rose Quartz -ローズクオーツ-


●原産地

主にブラジル、マダガスカル、モザンビーク、ナミビア、インド等

●色

ピンク色、帯紫ピンク色、帯灰淡ピンク色


ローズクォーツにはヒビやクラックなどが目立つものが多いのが特徴です。オイルや樹脂などを浸透させ、その欠点を見えにくくする含浸処理が行われることがあります。 また、『裏面皮膜加工』と呼ばれる、透過性スター効果を強調する技術があります。 さらに、ピンク色が薄いものの場合、放射線を照射して黒色に着色し『ブラッククォーツ』を作り、これを加熱し黄色い水晶が作られることもあるそうです。ピンク色は、太陽光による退色性があります。そのため、あまり長時間日光に当てない方が良いでしょう。

又、ローズクォーツは、クォーツ(石英)の変種でピンク色のものをいい、別名を『バラ石英』と呼ばれることがあります。このピンク色の発色は、内部に含有されたアルミニウムの他に酸化チタンの結晶を含むためといわれています。日本では透明度の高いものを"水晶"、低いものを"石英"と認識しているため、透明度の高いローズクォーツを"紅水晶"と呼ぶ傾向があるようです。 通常『マッシブ』と呼ばれる塊状のもので各地のペグマタイト中から発見されます。他の石英類とは異なり、結晶はごく稀にしかみられません。ローズクォーツの結晶は、世界でもごく限られた地域からしか産出しないため、非常に希少とされています。


●女神の石

その美しいピンク色やローズ色から、和名を『紅石英』または『バラ石英』と呼ばれるローズクォーツ。愛と美の女神"アフロディーテ"の石とされ、"アフロディーテ"に捧げられたバラ(ローズ)からこの名が由来するともいわれています。 古代ローマやエジプトでは、この石を美しさの秘薬として活用したと伝えられています。 また、"カメオ"や"インタリオ"などの装飾品や印章に彫刻され、制約のある一途な愛を貫いた人に、『激愛の戦士』の称号とともに贈られたといわれています


● 愛をはぐくみ内面美を輝かせる 石

愛とやさしさの象徴”とされ、女性の内なる美しさを輝かせてくれる石、ローズクォーツ。現在、女性からの絶大なる人気を博している石の一つ。実際に私の友人がこれを着けていて彼氏が出来たり、この石にまつわる不思議な実体験もあります。

社会人として働き、忙しい日々を送っている女性には特にお勧めのパワーストーンです。 ゆっくりとした余裕がなく、最近メイクやオシャレに手抜きかなと感じる時、身につけることで女性らしい輝きをふたたびもたらしてくれるでしょう。 自分を許し慈しみ、内面へむけての愛をはぐくみ、愛の循環を作り出すことでそれは始まります。自分を愛することで、すべての人間関係に限りない愛の力を向けることができるようになり、自分に対するマイナスな感情を優しくなだめてくれるため、ネガティブになりやすい人やトラウマをもった人にはお勧めのパワーストーン。

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