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作品紹介とアイヌの神謡と愛芽のコラム
創作の日々のことちょっと不思議なお話などnote各マガジンに綴っています。

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何ものにもならなくて良い時代


今日は少し時間があるので最近私が感じたことを。

あらゆる事が受け入れられ、多様化する新しい価値観を迎えはじめた時代。

働き方についてもどんどん変化し、今年はコロナによってそれが更に顕在化し加速しています。


最新のビジネスやこれからの暮らし方について、読んだり、視たり、聴いたりしていると、

今までは社会が作り上げた価値観によって、わかりやすい決められた人気のポジション、職業、役職、地位、名声みたいなものに向かって、皆が集中して競い、争いながら、突き進む、そんなピラミッド型の構図がどの場面にもあり、常に自分が何者かでなければいけないという、当たり前のプレッシャーの中から、肩書きを大事にして誰しもが生きてきたけれど、個の時代を迎えて、みんなが何者でもなれる時代に突入している今、その先はもしかすると次第に何者にもならなくていい時代に突入するのではないかなと、個人的に感じています。


私自身、20年前は彫金師(これも師匠が言っていた肩書きで、私自身は彫金師にもなり切れていないし、ジュエリー職人とまでもいってない、ハローワークの職業リストにも乗らない肩書き 笑)になる前は、勿論が好きな事、やりたいことを仕事にするを重点に置きながらも、やはり何かのポジションについて有名になりたかったり、成功したかったりそんな粋がっていた時も少なからずあって、まずは彫金という競争率が少ないレアなポジションを選択し、沢山挫折を味わいながらもなんやかんやで10年後に独立し、今に至ります。


独立したときには、かなり自分の仕事の仕方がどの肩書きにも当てはまりにくくて、とても伝えにくかった。そもそもあまり彫金師という人が少なくて、世のクラフト系のカテゴリーにはアクセサリー作家、ジュエリーデザイナー、ジュエリー職人みたいなカテゴリーしかない。


人に自分の店を伝えるにもジュエリー屋というといわゆる宝飾系のお店がイメージされやすく、シルバーアクセサリーとすると当時はまだあまり田舎にはなくて、ごつめのインディアンジュエリーのようなストリートアクセサリーをイメージする人も多い。

天然石アクセサリーとすればクラフト系のビーズアクセサリーをイメージされる。


私は本当にどれも経験してきていたので、本当にごちゃまぜでオリジナルの創作もするから、宝石は扱うけど職人ともちょっと違うけれど修理やリフォームもするから、作家やアーティストともまたちがうような…。上手くカテゴライズできずに本当に愛芽の創りたいものを伝えるのは困難で、きちんとは伝えられずにとりあえずある肩書を並べるしかなかった。


更には絵も描くし、アートやデザインもする、接客も得意だしスキルを細分化してみれば、肩書きは沢山生まれてしまう。

そこから私はもうこれが愛芽ですと、思ってもらうしかない。


だからやはり同じように複数の肩書きを持つ人もどんどん増えていて、更には全体的にものづくりや食べ物の全てのクオリティも上がっているからそれは良いことだと純粋に思う。10年前はそれでも少なからず自分が一番でありたい、そんな気持ちもあったのだけど、今は不思議と全くそれがないのはそれもある気がする。


ビジネスで成功している世にいう凄い人の人生やマニュアルのようなものを知ると、とにかく普通の人より何倍も働き続けなくてはいけないし、沢山犠牲にしなくてはいけないものがあって、本当に凄いなぁとは心から思うし、その考え方や向き合い方には尊敬するけれど、私も挑戦したい事において似たような志みたいなものは同じであっても、同じようにはまずなれないし、なりたいとも思えない。意外と憧れとか羨ましさがないことに気づいた。


私はやはりオリジナルの人生の中で挑戦を愉しみたくて、それはきっと進むポジションが違っていて、そこには努力も当然必要だし、やる気満々ではあるけれど、マニュアル通りに進もうとすると自分の進み方ではないから、ペースが乱れ結果上手く進まなくなる。いかに自分のペースで活かせる部分のマニュアルをうまく取り入れるかが重要なのだと思った。


そう考えてみると、今までみたいに何者かにならなくてはいけないという意識がそもそも邪魔をしていて、やはり本来は愛芽というカテゴリ-で良いのだと再確認する。

(訳が分からない説明でごめんなさい。笑)


それは、これからもっとオリジナルでミックスされた肩書きが増えて、自分がなりたいものの幅が無限に広がり、あえて競争率の高い職やポジションをとる必要がなくなるような気がします。



先日、未来の働き方というか人の在り方について、とても素晴らしくて面白く分かりやすい、素晴らしいこんな名言を聴ききました。


夜空の星は私達からみれば二次元として平面で捉え星と星は隣同士近くでひしめき合って輝いて見えるけれど、実際は3Dでとらえてみると隣同士の星達は全く遠くにあってもっと奥行きもあるから、実際星と星同士はとても遠く離れている。


人も同じで見方を2次元として捉えずに、4次元5次元で捉えてみればひしめき合うことなどなく、それぞれに輝ける仕事や場所があり、そもそも競いあう必要なんて無い。

そんな内容のもの。


人はそれぞれ争わずに輝けるはずで、自分の中の高見や目標さえ努力して目指していれば自然と自分という在り方、カテゴリーで十分輝けるのではないかと。


何もしないでいい自分という意味ではなく、何者にもならなくても何者かに拘らなくても個人が輝ける時代はやってくると私個人は思ってみたりしてみたり。。



今週も愛溢れる素晴らしい一週間でありますように…🌱


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