アーヤと魔女



年明けごろにNHKで観た近日公開のアーヤと魔女

ダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説を呼んだ宮崎駿監督が企画し、息子の吾朗さんが監督の初の3DCGジブリ映画。いつもの宮崎アニメを想像しながら、そしてNHKで悟朗さんのCGアニメ山賊の娘ローニャを観てとても面白かったので、期待しながら観ていたのですが、したたかな主人公に感情移入が出来ず、正直あまり面白いとはいえなかったのが感想なのですが、先日ニュースで里親に迎えられた子が多数、虐待を受けていたという実態を知り、はっとアーヤと魔女のストーリーを思い出しました。勿論いい里親さんの方が多いとは思うのですが、やはりその内容は衝撃的です。



アーヤも孤児院を離れて里親の元で暮らす話なのですが、現実は全く美しいものではなく、意地悪な里親の元で、そのしたたかさを持ちながら、たくましく生きる女の子の話。



「アーヤのしたたかさというのはずるいという言う事じゃない。

こんな時代を生きるために必要な事です」


このメッセージを読んで、宮崎駿さんが企画した理由がようやく腑に落ちました。

今は里親の虐待に限らず、コロナ過によって虐待は急増している。虐待を受けている子供達にとってはこの時期は地獄も同然で、そうした子供たちにも今まさに必要なストーリーに、やはり宮崎親子、ジブリの凄みを感じざる負えません。

やり場の無い現実であっても、強く生きろと伝えている。

もっと深くいえば、虐待でなくても子供たちのメンタルは年々弱くなっているとも感じます。生きる力が弱っている。

だから精神疾患を抱えながら大人になっていく。


いち早く時代を捉え、昔からあったものでもあり、更に大きな問題となるであろう事柄を絶妙なタイミングでストーリーにして作品を世に届けてくれる。しかもただかわいそうというストーリーでない事、更にそれだけじゃないメッセージも沢山ある気がして、改めてもう一度観たくなりました。

これぞジブリマジック🌱