2018年9月21日

宝石達の声

今月に入ってオーダーの仕事も増えてきたところ。並行して年末の新作制作に取り掛かっています。いつもはテーマを決めて創作を始めるのが10月辺りギリギリでメインの作品が完成するのでDMにはいつも間に合わず。でも今回は6月の新作展が終った頃、既に年末の新作展のテーマが決まっていたので、7月頃から少しずつ創作に取り掛かっていました。

この上質のアクアマリンは6月の新作展のメインに出そうと思っていたのですが、石枠のデザインが完成したまま、肝心の全体のデザインが全く浮かばず、断念。

2か月過ぎてようやくパッと降りてきました♪

創作するたびに確信するのは、宝石は、大きくて、質が良い物になるにつれ、同じ種類の石でも一つ一つ個性が異なり本質は一緒でも性格のようなものがあり、デザインに合わせて石を入れる事が出来ず、石が気に入ったデザイン、もしくは石から浮かんだデザインにしてあげるという逆の作業です。石からのオーダーみたいなものです。

このアクアマリンに降りてきたモチーフは12月のテーマにピッタリ。どうやらこのアクアマリンさんは6月の新作展のテーマのデザインにはそぐわなかったようです(笑)

それでも不思議とデザインが石の意味やパワーとリンクしていくので、面白いなと感じます。創りての醍醐味です。

是非是非お楽しみに♪